7月に刺し子の本「林ことみの刺し子ノート」を出しました。去年の春にスタートして紆余曲折ありましたが、やっと形になりました。3章から構成されていて1章の刺し子考察と3章の刺し子作品が私の担当で2章の東北取材原稿はフリー編集の方の担当。取材は強行軍でしたが楽しい旅行でした。作品の撮影日は2月の東京が大雪の日で撮影場所の筑摩書房(蔵前)からの帰り道が大変でしたが、後で考えるとこれが本ができるまでの道のりを象徴しているようです。とにもかくにも素敵なブックデザインと素敵な写真に助けられて、ひと味違う刺し子の本ができました。 その2 「表編みと裏編みだけのパターン125 デンマークの伝統ニットナイトシャツから」が出版されました。著者はドミノ編みでおなじみのヴィヴィアン・ホクスブロさん。彼女はこの数年、デンマークの伝統ニットである「ナイトシャツ」に使われている色々なパターンを古いシャツから採取するという仕事を続けてきました。3年前に彼女の家に泊めてもらった際にパターンのサンプルを見せてもらい、いつか本にしたいと思っていました。企画を通すのはなかなか大変でしたが文化出版局から出す事ができました。特にスターパターンの豊富さにはびっくりです。しかも庶民が自分のために工夫をしたという点では刺し子を施した昔の日本人にも通じるものを感じました。
by gavstrik
| 2014-08-30 16:13
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